これから寒くなってきてどんどんと暖かい飲み物が恋しくなる季節ですね。
会社帰りや買い物帰りのちょっとした時間で一息つくためにカフェに入ってゆっくり過ごす時間は至福の時ですよね。
家でインスタントコーヒーや紅茶で一息つくのもいいリフレッシュタイムになりますが、その日の気分に合わせて種類を変えて楽しめたらもっと素敵な時間が過ごせると思いませんか?
またおしゃれなカフェも良いけど本格的な喫茶店でコーヒーや紅茶を頼む時に種類がわからなくていつもと同じものにしてしまうのも少しもったいないですよね!
そんな時に使えるコーヒーと紅茶の種類をご紹介します。
味や香りも合わせて紹介するので喫茶店やコーヒー、紅茶を自宅用に買う時に参考にしてみてください!!
コーヒーの種類と味
コーヒーの種類で有名なものはみなさん知っているのではないでしょうか?
みなさんも有名な国や単語、コーヒーの種類がわかってても実際にはどんな種類でどんな味なのかとかイメージがつかない方も多いと思います。
それではコーヒー豆の原産国から順番に解説しますね!
コーヒー豆の主な原産国
主な原産国とコーヒー豆の名前と味をそれぞれまとめた表がこちらになります!
この表の上にあるものは香りが強く下に行くほどすっきりとした味わいのコーヒー豆になります。
原産国 | コーヒー豆の名前 | 味 |
ハワイ | ハワイ・コナ | 強い酸味だが香りが甘い |
タンザニア | キリマンジャロ | 強い酸味と甘めの香りにコク |
コロンビア | コロンビア | 香りが高く適度な苦味と酸味 |
グァテマラ | グァテマラ | 甘い香りと上品な酸味 |
イエメン・エチオピア | モカ | フルーツのような香りと酸味とコク |
ジャマイカ | ブルーマウンテン | バランスの良い高品質のコーヒー |
キューバ | クリスタルマウンテン | 上品な味わいで最上級と言われてる |
メキシコ | メキシコ | 適度な香りと酸味、上品な味わい |
ブラジル | ブラジル・サントス | 適度な酸味と苦味 |
インドネシア | マンデリン | 柔らかな苦み |
ベネズエラ | ベネズエラ | 独特の苦味と軽い酸味 |
ケニア | ケニア | 強い酸味。後味がすっきり |
コーヒーだけで楽しみたい時は香りが強いもの、デザートや甘いものなどと合わせたい時は後味がすっきりしたものを選ぶと相性がいいと思います!
コーヒー豆の種類とざっくりとした味わいや香りがわかったところで次は焙煎の種類についてご紹介いたします。
焙煎の深さによって味わいと香りがさらに変化します。
もちろん焙煎士によって豆ごとに適した焙煎がされたものが提供されますが、知識として知っておくと自分好みのコーヒーがより探しやすくなると思います。
コーヒー焙煎の種類
焙煎度は大まかに3種類に分けられ、さらに8段階に分けられています。
浅煎り
ライトロースト:まだ少し生くさい感じが残っている。一般には流出することはほぼない、実験用。
シナモンロースト:浅煎りで酸味を楽しみたいときにオススメ
中煎り
ミディアムロースト:アメリカンコーヒーにオススメ。適度な苦味と酸味。
ハイロースト:苦味と酸味がマッチングしてくる。バランスが良い。
深煎り
シティロースト:レギュラーコーヒーで使われることが多い焙煎。香ばしく苦味が強い。
フルシティロースト:かなり香ばしいため、酸味はほぼなし。アイスコーヒー向け。
フレンチロースト:苦味が強く濃いため、カフェオレなどに向き。
イタリアンロースト:かなり濃くカプチーノやエスプレッソ向き
例えば、独特の苦味が強いマンデリンコーヒーの苦味を堪能しようと思ったらマンデリンコーヒーをイタリアンローストしてもらうとかなり強い味を楽しむことができるというわけです!
逆に香りを楽しみたいハワイ・コナをイタリアンローストしてしまうとせっかくの香りを楽しむ前に苦味や香ばしさにフルーツのような香りが負けてしまう可能性があります。
こうした知識から適度な焙煎度を見極めることができるのが焙煎士なんです!
コーヒーの種類と焙煎度がわかったところでコーヒーをより一層楽しめる注文の仕方を見てみましょう!
コーヒーのよくある注文の仕方
画像引用:水の〜める
エスプレッソは抽出されたコーヒーを指します。
こうしてみるとアメリカンコーヒー(アメリカーノ)がいかに薄いかがよくわかりますね!
またよく言われるカフェオレとカフェラテの違いについてご紹介します。
カフェオレ:ドリップコーヒー+ミルク
カフェラテ:エスプレッソコーヒー+ミルク
となります。
味の濃さもカフェラテの方が濃厚なコーヒーとなります。
甘みの強いお菓子と一緒に飲むならカフェオレ、さっぱりとしたお菓子と一緒に食べるならカフェラテの方がオススメです。
もしカフェなどでメニューをみてどんなアレンジのされたコーヒーかわからなくなったら参考にしてみてくださいね!
自宅であの有名店のコーヒーが飲めちゃう?!本格コーヒー豆を購入してみたい方はこちらの記事をご覧ください

https://home-coffee.net/rokumei-coffee

紅茶の種類と味
紅茶とえいばアールグレイとダージリン、アッサムなどが有名ですが他にも種類がありますし、実は等級があるんです!
意外と知られていない等級と種類も合わせてご紹介いたします。
紅茶の主な原産国
画像引用:お茶百科
画像にもある通り、三大紅茶と言われているダージリン、ウバ、キーモンはそれぞれインド、スリランカ、中国で生産されています。
・インド
ダージリン、アッサム、ニルギリなど多くの茶葉が生産されていて有名ですよね。
今年から数年間は世界情勢も重なり、新茶の入手が難しくなるかもしれません。
・スリランカ
ウバ、ディンブラ、ヌワラエリアなどマイルドな風味が特徴とされています。
茶葉の輸出量はトップクラスです。
・中国
キーモン、雲南、ラプサンスーチョンなど独特の香りが特徴。
茶木の原産国なので紅茶に限らず様々なお茶が生産されています。
・インドネシア
ジャワ、スマトラなどが生産されています。
お茶を出した時の色が美しいことが特徴。
・イギリス
言わずと知れた世界一の紅茶消費国。
アールグレイをはじめとする紅茶文化発祥の地です。
・オランダ
お茶の貿易が盛んに行われていました。
オランダから運ばれたお茶が日本にも届いていかもしれません!
・ロシア
濃いめに出した紅茶にサモワールと呼ばれる茶器で沸騰したお湯を自分好みの濃さに変えて飲むのがロシア式です。ロシアンティーといえばジャムやカクテル、ラム酒などが入っており世界各国で違う”ロシアンティー”が存在します。
・ケニアを含むアフリカ諸国
茶葉の輸出量世界一だったスリランカを抜いて、輸出量一位になったのがケニアです。
アフリカ諸国の紅茶は他の国に比べ味が強く、ミルクティーなどに向いています。
意外と知られていない紅茶の種類
先ほども紹介しましたが、世界三大紅茶といえば、ダージリン・ウバ・キーモンです。
しかし他にも美味しい紅茶がたくさんあります。
気になる種類があったらぜひ試してみてくださいね!
ダージリン:ストレートで飲むのがオススメな、香り高い紅茶
ウバ:メントールの独特の香りがあります。ミルクティーがオススメ
キーモン:中国紅茶で香りがとてもよく上品な味わいです
アッサム:濃い味わいなのでミルクティーなどアレンジして飲むのがオススメ
ニルギリ:インドで生産されているアイスティー向きの濃いめの味
ディンブラ:アイスティー向きだけどすっきりした味わいです
アールグレイ:ベルガモット香料がついた紅茶。お菓子などに使われる
セイロン・スリランカ:少し濃いめの茶葉。モーニングティーにオススメ
フレーバーティー:様々な香料で香りづけした紅茶
ミルクティーでも紅茶の味が濃いとしっかりとした味わいになります。
ダージリンなど香り高い紅茶をベースにすると、すっきりとした味わいのミルクティーを楽しむことができます。
紅茶の等級は何が違うの?
あまり知られていない紅茶の等級ですが、知らないうちに皆さんも聞いたり見かけたりしたことがあるかもしれません。
紅茶の名称で「ダージリン」「ウバ」などのほかに、「OP」、「BOP」などの表記に気づく方もおられるでしょう。これらは茶葉のグレードと呼ばれるもので、大きさを表します。紅茶のグレードとは、茶葉のサイズ(大きさ)のことで、決して品質の良し悪しを表すものではないのです。
サイズ区分は茶園ごとに大抵5~6つに分かれており、サイズの細かいものを「D(ダスト)」と呼称します。したがって、「茶葉が大きい=高品質、茶葉が小さい=低品質」ではありません。ただし、細かい茶葉は劣化しやすいという特徴はあります。
紅茶の等級(グレード)とは茶葉の大きさなんです。
茶漉しを考えても細かい茶葉は網目を通り抜けてしまいますよね。
大きな茶葉であれば茶漉しに引っかかってカップに入りにくいというメリットもあります。
OP(オレンジペコー)
細くよじれた長い形状
むらし時間を長くして、しっかり味わうことができる
PEKO(ペコー)
3~5mmぐらいの大きさ
BOPだと渋みが強くなりすぎる紅茶も、このサイズならバランスよく楽しめます
BOP(ブロークンオレンジペコー)
2~3mmぐらいの大きさでセイロンティー向けのサイズ
香り、ボディー、コクをすべて楽しむことができます
BOPF(ブロークンオレンジペコーファニングス)
1~2mmぐらいのサイズ
ティーバッグや水出しでも濃く出るのでアイスティーにオススメ
D(ダスト)
0.5~1mmぐらいの粉末サイズ
紅茶の出が早く、濃くて強い香りが楽しめますが高値になりやすいです
CTC
CTCとは、「CRUSH(つぶす)」「TEAR(引き裂く)」「CURL(丸める)」で、CTC製法で仕上げられた茶葉のことをさします。
ティーバッグやミルクティーに適した種類は、このCTC製法によって作られることが多いです。
紅茶にこんな等級があることはみなさんご存知でしたか?
知らなかった方もオレンジペコーとかなんとなく聞いたことがあったのではないでしょうか?
紅茶には他にもフルーツの香りや花の香りがするフレーバーティーやジャムなどを入れて楽しむロシアンティーなど様々な飲み方があります。
健康にもいいハーブティーも気分転換にオススメです!
伝統的な紅茶からハーブティーまで楽しみたい方はこちらの記事もご覧ください

コーヒーと紅茶の種類を理解してティータイムを楽しもう!
今回はコーヒーと紅茶の種類について解析しましたがいかがでしたか?
この記事を参考に本格派のお店で、自分好みのコーヒーや紅茶をぜひ見つけてくださいね!
みなさんも自分好みのコーヒー豆や紅茶をぜひぜひ見つけてみてください。
自分が好きなお菓子と合わせるようのコーヒーや紅茶を探すのも楽しいかもしれません!
コーヒーや紅茶の作られ方が気になる方はこちらから!
